「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違い

ヴィンテージ【vintage】

ヴィンテージとは、もともとはブドウの当たり年に作られた良質なワインを表す言葉でしたが、現在では、年代もののジーンズや家具、機械製品などもこう呼ばれています。その中でも、一般に、製造後100年に満たないものがヴィンテージと呼ばれます。また、それらは主に大量生産されたものではなく、丹精を込めて作られた一級のハンドメイド品など、良品でなければヴィンテージの名がつきません。骨董品など、芸術的価値の高いもの、というよりは、実際に使用して、使いごこちの良いものなどがそれに当たります。

アンティーク【antique】

アンティークとは、古く実用性の高いものを指すヴィンテージとは違い、古美術や骨董品など、古く、希少価値、芸術的価値の高いものを指します。また、それらは「製造された時点から100年以上経過した手工芸品、工芸品、美術品」である必要があると、1934年にアメリカが定めた通商関税法で記されています。

What’s the difference?

ヴィンテージとアンティーク、両者の決定的な違いは製造後100年経ったか経ってないか。しかし、時の流れとともにこれらの言葉の定義は曖昧になっており、今では製造後100年に満たないものでも「アンティーク」と呼ばれることもあれば、それらに似せて制作したものが「ヴィンテージ」や「アンティーク」と呼ばれたりもします。